らじうむの月

生んでみせる

2018-01-01から1年間の記事一覧

冬の朝覚書

冬の朝が好き。「冬の朝が好き」という感覚をわたしはどこで学んでどこで真似していつからわたしのものだと思いこんでるかなんてもうわからないからいい、オリジナルの好きなんてどこにもない、どこにもないけど確かに愛おしいものだからいい。自分の感情を…

フィクションです。(なぜなら、事実は美しくないから。)その人の手は美しかった、ものすごく。指はスラリと長くて、爪は平たくて角を丸くした正方形で、何処をみてもほころびがなくて、隅々までつるりとした、理想的なかたちをしていた。わたしの指は、深…

フィクションです。(なぜなら、事実は美しくないから。)その人の手は美しかった、ものすごく。指はスラリと長くて、爪は平たくて角を丸くした正方形で、何処をみてもほころびがなくて、隅々までつるりとした、理想的なかたちをしていた。わたしの指は、深…

遅れない夏休みの宿題

⁂9月に入った。夏休みの宿題を計画的に終わらせたことのない人生の夏休みの宿題代わりじゃないけど、「新ではない」発見夏の夜、クーラーのタイマーが切れて、足で布団を蹴飛ばして、暑くて寝苦しくて目が覚めて、枕元のスマホを適当にシャッフルして流れた…

綻びは小さいうちにと言うけれど

さようなら!古い生活!さようなら!こんにちは!新しい生活!新しい人生!な〜〜〜〜んてことにうまくなるわけがね〜〜〜〜〜〜だろ!!!!!!!!!●生活の綻びについて生活が完全に綻んだ、綻び倒した。まずはじめにカバンが壊れた。縫い目の糸がどんど…

せつなてきなおしゃべりver.2.0

わたしは刹那的なおしゃべりが結構好きで、かつ、刹那的なおしゃべりに巻き込まれがち。という話。刹那的なおしゃべりというのは、もう二度と会うこともないような、これから関係性を発展させていく必要のない人とのその場だけの泡沫の会話、たとえば電車で…

昔話、あるいは跡形もなく消えて欲しい地元

みなさんは兄弟の部屋の方角に向かって「呪」の文字をひたすら空で切ったことがありますか。わたしは当然あるのでこんなことを書いているわけですが。訳あって小学五年生のときわたしはどんなこどもだったかしら、ということを考えていたらなかったことにさ…

出会いはスローモーション、別れは進行形

一回描いたものが消えるととてつもない疲労感。書いていた文章が全部消えてしなしなになっている— 澤近 (@hoyachka) 2018年4月4日今日はバイト先でデコポンをもらった。以下むかしばなし「鶏の皮のぷるぷるしてる部分を食べるとさあ、なんだか猟奇的な気分に…

ただしい春

あんまりうだうだしているのもよくないし、楽しかったお花見を振り返ります。待ち合わせに30分も遅れたわたし、そもそも待ち合わせ時間を指定したのはわたしなわけだが、1年ぶりに会うのに遅刻した。1年ぶりだったけど、でも16の1年ほぼ毎日のように会って、…

砂漠の砂の中を泳げ、さもなくば眠れ。

日記にすらならない。メモ帳供養☆ここから下全文自分語りだよ!☆☆ここのところ自尊心や自己肯定感や、自己評価の低さについて考えている、お花見をする方がはるかに健康的で、楽しくて、素敵でサイコーなのに、わざわざ気持ちが塞ぐようなことばかり。桜を見…

近所の飼い猫しずちゃんがオートバイの陰からわたしを見ている、日記

日記です。きょう。日曜日バイトに出かけた時、外はかなり暖かかったから、わたしがくたばってる間に世間は春になっているものだと思っていたのですが、そうではなかった。寒い。きのう。食卓に置かれていた中華ちまきを食べたら1時間後くらいにお腹がキリキ…

みんなみんなの夜を生きる

さみしい夜は、砂漠の夢を見る夜の砂漠はとても寒い、そして 海の底のように静かでひとっこひとり簡単に飲み込んでしまうのでしたわたしはあるとき、砂漠で眠るラクダになるそしてあるとき、物言わぬ砂の一粒になるそして夜が来ないという遠い遠い国に想いを…

欲望覚書芸術読書関心快活今年の目標です