らじうむの月

生んでみせる

みんなみんなの夜を生きる




さみしい夜は、砂漠の夢を見る



夜の砂漠はとても寒い、そして 海の底のように静かでひとっこひとり簡単に飲み込んでしまうのでした




わたしはあるとき、砂漠で眠るラクダになる



そしてあるとき、物言わぬ砂の一粒になる



そして夜が来ないという遠い遠い国に想いを馳せる、砂漠の旅人になる



わたしは砂漠に行ったことがないのに、砂漠にノスタルジイを感じる



海から生まれてきたように、砂から生まれてくることもあるのかもしれないよね。




ということを昔ある人に言ったら笑われました 本気です おやすみ